DAY12 患者さんに保健指導内容をお伝えする前に
実際、口の中に関心があって来院される患者さんにいかに保健指導をするかは難しいところです。まず、ハード面で心身の健康に少しでも向き合ってもらえるような環境づくりをします。
まず当医院では、患者さんに対し、いろいろな形で健康志向をアピールしています。
- 心身健康にかかわる<愁訴項目>記入欄の新設 ?
- 体組成分測定器の無料計測
- 健康ブログ
- 院内の健康雑誌
- 健康図書の無料貸し出し
当院では、問診票に、心身健康に関わる<愁訴項目>の記入欄を設け、保健指導に役立てています。
<愁訴項目>には、現代人に一番多い10項目ほどの憂いを列挙しました。
当院では、「インボディ」という、体組成分測定器を設置して、希望する患者さんに測定してもらい、簡単な説明をさせてもらっています。併せて、インボディとは? と、いったポスターを院内に掲示し、健康意識の喚起を促しています。?
当院では、2週間に一回程度、健康関連の新聞記事や図書、論文などを題材にして、ブログに反映させています。
又、その内容をプリントアウトし、待合室や、チェアーサイドに置いたり、ブラックボードに掲示しています。
当院では、健康関連の雑誌を定期購読しています。
購読紙は、「ターザン(マガジンハウス社)」のようなおなじみの健康雑誌から、新聞の健康関連記事をスクラップにした雑誌「 新聞記事からできた本、医療と健康(クマノミ出版)」など、いろいろです。?
3か月を期限として、来院患者を対象に、健康関連図書の無料貸し出しを行っています。
貸し出す関連図書は、当院でのPOPS研究会やブログ作成のために購入されたものです。
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このような作業を重ねることで、なんとなくではありますが、ここの歯科医院は、口腔内の健康のみならずカラダ全体の健康に取り組んでいるな、と感じていただけるように努めています。
2か月間準備をして、多くの情報を収集整理すると、スライドの中に多くの情報を入れたくなる傾向がありますが、発表者はあくまでも聴衆であるスタッフに大事な情報をわかりすく伝えることに徹して、保健指導するための情報を共有できるように心がけます。