POPS研究会とは?
POPSとは?
Perpetual 永続的な
Oral 口と
Physical 全身の
Slautogenesis(Slautogenesis=健康増進の医学)の略で、永続的な口腔と全身の健康増進の医学です。
近年、口腔と全身の密接な関わりを証明するエビデンスが国内外から多数蓄積されてきました。口の中が元気になれば、心身も元気になり、また心身に問題があれば、口の中にも問題が出てくるといったことです。また、口と心身の健康習慣を継続的に行うことで、相乗的に口と心身の健康増進がみこまれます。
そこでPOPS研究会では、口と心身の健康習慣がいかに身体に効果をもたらすのか、また、その習慣を行動科学的に心理化学的に継続できるかを研究しています。
POPS研究会のミッション
超高齢社会の中で、様々な社会問題が顕在化しています。現在、人生のなかで介護が必要な平均的な期間はおよそ10年です。
今後、このような自立度の低下した高齢者は年々増え続け、訪問に携わる限られた医療従事者や、限られた医療・介護の国家予算では、彼らを支えきれなくなります。そして、介護高齢者の困難は、その周りの家族や同僚など、たくさんの人に伝播します。
そこで、医療の本質を突き詰めていくと、「病気にならないことがいかに大事か」という当たり前のことです。人にとって大切なのは、最新で高価な医療設備やカリスマ名医に身を置くことではなく、“病気にならない生活習慣を自ら身に着けること”です。そして、介護に必要な時間をなるべく短くすること、言い換えると健康寿命をなるべく伸ばすことです。
そのような中で、健康維持、増進のために、適切な生活習慣を送れるようにするきっかけづくりが必要で、平素にあまり健康に関心のない人たちに継続的な健康への意識づけやきっかけ作りをすることが非常に重要です。
歯科医院は他科のクリニックと違い、子どもから高齢者まで幅広い年齢層のあらゆるライフステージの人たちが頻回に通う通所施設です。つまり、歯科は口腔と全身の健康のきっかけ作りの担い手になり得るのです。
POPS研究会のミッションは、定期健診のたびに口腔ケアと保健指導によって、心身の健康を継続的に維持できる健康増進型歯科医院を増やして、全国で歯科医院から国民の健康を広めていくことです。
POPS会での具体的な活動
POPS研究会は「みんなの元気を支える歯科」を考える会です。
具体的には
@定期健診
A保健指導
の2つで心身の健康に寄与できます。
POPS研究会では定期健診や保健指導が
どのように人の元気を支えていくのかを研究し、臨床で実践していきます。