DAY9 情報整理法とスライドづくり
書籍や論文を集めたら、それらを読んでいきます。
事前にテーマや内容を決めているので、それに沿う内容を拾い読みして、テーマや内容に合う箇所に付箋を貼ったり、アンダーラインを引きます。
特に論文は細かな実験方法や統計学的な解析法は基本的に省きます。
抄録や結論を補足するのに必要がある部分だけは押さえる必要があるかもしれませんが、専門的な知識を深追いすることは、保健指導に必要な知識や情報から逸脱しかねません。
ですから、脱線しそうな時は、マインドマップに戻って、必要か必要でないか見定めます。
一通り、書籍や論文からとった情報をマインドマップに沿って、整理していきます。
できれば、ここで院長とディスカッションして、発表に必要な情報のスクリーニングをします。
発表スライドはパワーポイントを用いています。あまり凝らずに以下のポイントを意識します。
- 一枚のスライドの中に多くの文字、情報を入れあい。極力キーワードだけにして、聴衆が集中しやすい環境を整えます。
- 関連の絵やイラストを入れて、聴衆がイメージしやすいようにします。
- 簡単なアニメーション効果を使って、一枚のスライドのどの情報について話をしているか明確にします。
- スライドの目安は1枚1分で50枚程度にまとめます。
2か月間準備をして、多くの情報を収集整理すると、スライドの中に多くの情報を入れたくなる傾向がありますが、発表者はあくまでも聴衆であるスタッフに保健指導に必要な情報をわかりすく伝えることに徹して、保健指導するための情報を共有できるように心がけます。