DAY5 研鑽時間と研鑽スペースの確保
- 研鑽時間の確保
- 研鑽スペースの確保
保健指導を行うにおいて、勤務時間内に研鑽時間を確保することが極めて重要なインフラになります。
勤務時間外に行うとスタッフの健康を損ないかねません。
また、スタッフのモチベーションを長く維持するのも困難になります。ここでは当院での研鑽時間確保の一例を紹介します。
1〜2か月単位で、持ち回りで、内容を決めて準備します。
比較的余裕のある時間に該当月担当のスタッフが研鑽にあたります。
なるべく、周りのスタッフや院長は研鑽時間を確保できるようにサポートします。
また、研鑽は衛生士に限らず、受付、助手にも機会を与えます。
健康増進型歯科医院はチーム一丸での意識統一が必要だからです。
日々、クリニックの忙しさにはムラがあるはずなので、研鑽スタッフの進捗状況も日によって、2時間確保できることもあれば、まったく手付かずの日もあります。
ですから、日報に日々の進捗状況を記入し、院長がタイムマネージメントします。
時間はなるべく午前中です。お昼以降は、どうしてもランチを済ませると、眠くなって集中が途切れがちになって非効率です。
研鑽のための机とパソコンが必要になります。クリニックの限られたスペースの中にとても、そのようなスペースを確保できない先生方も多いのではないでしょうか。
でも一工夫でこのスペースを確保できます。特に読書にはスペースはいりません。
今、日本人の日常時間(覚醒時間)の2/3は座って生活しています。
研鑽時間はなるべく、立って行う方が身体活動も上がり、集中力も増します。
だらだら座って2時間やるより、立って1時間集中して、やる方が心も体もフィットして、研鑽以外の実務もはかどります。