体の状態をグラフで表してみると、健康を示す曲線はほぼ二十歳でピークを迎え、
その後は次第に下がっていき一般的に四十歳を超えると、ガクッと下がってしまい
ます⇩⇩
どこかのタイミングで、自分の体力が下り坂にあることを気づいた時に手を打って
いれば、体の状態を上向きにすることも可能です。
その気付きを体のメンテナンスをしようとするきっかけにすればいいのです。
歩く量を増やしたり、スポーツを始めたり、そういったメンテナンスを行う時に
「背伸び」を取り入れれば、いっそう効果的に正しい姿勢や動ける体を取り戻すことができます。
「背伸び」をおすすめする③つの理由
①簡単で負担の少ない動きなので、誰にでも可能。
三十秒もあれば十分にできる。
②高価な器具なども不要で、いつでもどこでも思い立った時にできる。
③姿勢を正しく整える効果が得られ、インナーマッスルを効果的に使える体勢を
つくることができる。
姿勢が崩れてきたなと感じた時でも背伸びをすれば、すぐに頭や体の位置がリセットでき、体幹を活用した疲れにくい体勢が整います。
体を伸ばすことで同時に気分もリフレッシュでき、まさにいいことづくしです。
デスクワークで疲れた時、飛行機や新幹線に長時間乗る時など、いちいち立って
背伸びをするのが大変な時は座ったまま背伸びをしましょう。
気を付けるポイントは、「正しい姿勢で座ること」です。
座って背伸びを行う時は、「坐骨」という椅子に座った時にお尻の下に手を入れるとゴリゴリと当たる、左右にある骨で重心をとります。
この坐骨を立てて座ることができれば、椅子の座面から上にある上半身が、真っ直ぐに立った時と同じ姿勢になります。
背伸びをしたタイミングで肩や首、股関節など、全身の関節の可動域もぜひチェックしてみて下さい✔✔✔
次回は背伸びの具体的な方法をご紹介します☺
参考著書:長く健康でいたければ、「背伸び」をしなさい 著者:仲野孝明