こんにちは☆
今回は脂肪についてのお話です。
女性にとって脂肪は少ない方がいい!とほとんどの方が思われると思います。
しかし、脂肪は決してムダなものではありません。
エネルギー貯蔵庫としての働きに加え、健やかな身体のために欠かせないとても重要な役割を果たしています。
しかも女性に脂肪がつきやすい、痩せにくいのは自然の摂理なのです。
母体となりえる女性の身体は妊娠、出産、育児を前提にエネルギーを蓄えようとする仕組みがある為、もともと脂肪がつきやすいのです。
ですからやみくもに痩せようとして、大切な脂肪まで落としてしまっているかもしれないです(゜゜)。
そこで、脂肪と向き合ってみましょう!!
脂肪はスゴイ!!脂肪から分泌!身体を守るヒーロー「アディポネクチン」
これまで単なるエネルギーの貯蔵庫としか見られていなかった脂肪細胞が、実は重要な物質を生み出す役割を担っていたのです。
それが・・・「アディポネクチン」です。
脂肪が生み出していたのは多彩なアディポサイトカイン(生理活性物質)そして、そんなアディポサイトカインの中で、超善玉として今、最も注目されているのが「アディポネクチン」です。アディポ=脂肪、ネクチン=くっつくという意味で名づけられたホルモンで、血液に乗って全身をパトロールし、血管壁に傷ついた部分や炎症を見つければ、素早くそこにくっついて修復してくれるので、体内の“消防隊”とも呼ばれているそうです。
「アディポネクチン」は血管を修復するほかに、高血圧や動脈硬化を予防・改善したり、また、インスリンの働きを良くして糖尿病を防いだり、余分な脂肪の燃焼をサポートして脂質異常症から守ってくれたりと、主に生活習慣病対策のために大活躍します。
「減らしたい」と思っていた脂肪が、実は私たちを救ってくれるヒーローの生みの親だったのです☆彡
では、私たちの身体にとって良い
「アディポネクチン」の分泌量は増やせるのでしょうか??
健康のために無くてはならない脂肪ですが、肥満になるほどたくさんあってもいいということではないです。
脂肪の中には、「アディポネクチン」のような善玉物質だけでなく、悪玉物質も同時にうんでしまうので要注意!!そして悪玉物質は内臓脂肪が増えると、多く分泌されます。
体内の“消防隊”となって生活習慣を予防・改善してくれる「アディポネクチン」はどんどん増やしたい。また、悪玉物質の増加を抑えたい・・・
そのためにはどうすればいいのでしょうか??
それは、内臓脂肪に意識を絞ればいいのです。脂肪の中で健康を左右するのは内臓脂肪!適切な脂肪量で「アディポネクチン」はパワーアップする。
太っているからといって必ずしも内臓脂肪も多いとは限りません。
ですから身長と体重から割り出すBMIで肥満と判断されても、皮下脂肪が多く、内臓脂肪は少ないというケースもあります。逆に痩せて見えていても内臓脂肪が多い隠れ肥満にも要注意です。
内臓脂肪のチェックには腹囲測定が有効です。
男性なら85cm未満、女性は90cm未満に抑えるのが良いとされています。
腹囲測定を日常的に行い、内臓脂肪に意識を向けていきましょう。
☆過剰な内臓脂肪を減らすことで「アディポネクチン」を増やし、その働きを存分に受け取るために、日常生活でできる事を紹介します。
1.運動・・・適切な脂肪量をキープ!運動をするとまず燃え出すのが内臓脂肪、燃焼しやすい性質があります。
2.大豆食品・海藻類の摂取・・・豆腐や納豆になどの大豆食品に含まれるベータコングリシニン、海藻類に多い食物繊維、青魚に豊富なEPAなどが「アディポネクチン」を増やすと考えられています。
運動とセットで考えることが重要です。
3.「アディポネクチン」似の成分を食品で・・・リンゴ、ブドウ、トマト、ピーマンといった果物や野菜から「アディポネクチン」と似た構造を持つ物質、オスモチンが同様の効果を期待できる。
これもやはり、運動にプラスαすることが重要です。
4.禁煙・・・「アディポネクチン」の分泌妨げる最も大きな要因が喫煙です。
百害あっても一利なしです。
紹介した方法を参考に適切な脂肪量を保ち、「アディポネクチン」を活性化させることで、ただ痩せればいいという考えから卒業し、健康的な”真のキレイ”を目指しましょう(^O^)!!
参考資料:ロート株式会社「太陽笑顔fufufu」より引用