こんにちは!
今回のテーマは
「パソコンやスマホが手放せない人は
老眼になりやすい」です。
パソコンやコンピューターゲーム、携帯、さらにはスマートフォンの普及で、
現代人はとんでもなく目を酷使せざるをえない環境に置かれています。
その結果、最近増えているのが「テクノストレス眼症」という症状です。
別名「VDT(ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル)
症候群」。
こちらの呼び方のほうが、なじみがあるかもしれません。
これは、同じ姿勢で、長時間、近距離でこれらのディス
プレイを見続けることで起こる、目を含めた全身の疲
労症状のことです。
ときに、精神的な不調をも引き起こすこともあります。
目に関していえば、ピントが合わせづらいという、
老眼に似た症状が現れることがあります。
固定した距離でずっとモノを見続けていると、
毛様体筋はピントを合わせ続けるため、緊張
しっぱなしになります。
筋肉は同じ状態が続くと疲労し、硬くなっていきま
す。
たとえば、同じ姿勢を10分キープしていると、全身がコチコチになってきますよね。
それと同じことが毛様体筋でも起きているのです。
そのためふと目線を移したときに毛様体筋が素早く反
応できず、
すぐにピントが合わせられないという、老眼に似た症
状が出てくるのです。
でも、これは老眼とは別物です。
VDTは加齢ではなく、目の使い過ぎでピントが合わせ
づらくなっているだけです。
水晶体そのものはまだ硬くなっていませんから、安心してください。
若いうちなら、こまめに目を休ませるなどすれば、すぐに回復します。
ただし、こういう目の使い方が習慣になってくると、やは
り目の老化を進めてしまいます。
本来の、目にとってちょうどいい使い方をしてあげたときよりも早く、「老い」が来ます。
そういう意味で、パソコンを長時間使う仕事だったり、スマ
ホや携帯を手放せない人は、老眼になりやすいと言えます。
ご自分がそれに当てはまると感じるなら、早期のケアが必要です。
老眼を進行させないために、紹介するトレーニングや習慣を、日々の生活に取り入れていくことをお勧めします。
毎日、パソコンを長時間使わなければいけない。
そんな方は、パソコンまわりに「ひと工夫」です。
それだけで、目にやさしい環境をつくることができます。
では、どうするか。
①目とパソコン画面との距離を、50~70cmにする
目を疲れさせないためには、目と画面との間が近くなりすぎないことが大切です。
理想は50~70cmです。
デスクトップパソコンであれば、そのあたりの距離の調整は容易ですよね。
一方、ノートパソコンの場合、距離を離すにも、キーボードが画面とくっついているので難しい。
そこでおすすめは、外付けのキーボードの使用です。
こうすれば、画面の位置を自由に移動することができますよね。
②パソコン画面は、やや見下ろせる位置に置く
パソコンの画面を見るとき、見上げるよりも、見下ろすほうがお勧めです。
逆に、見上げる位置に画面があると、目を見開きがちになり、ドライアイの原因になります。
③部屋の片隅に観葉植物を置く
先ほど「『目の休憩時間』には遠くを見ましょう」と述べました。
その際、ボンヤリ眺めるのに打ってつけなのが、観葉植物です。
グリーンは目に優しい色。目の周りの筋肉の緊張をほぐしてくれます。
置く場所は、机の上などの近距離ではなく、やや遠くに。
そうでないと、「遠くのほうを見る」がしづらくなってしまいますからね。
④部屋を暗くしすぎない
目を疲れさせないためには、部屋の明るさにも要注意です。
電気をつけず暗い部屋で、パソコンの画面の光だけを見ていると、目に大きな負担をかけてしまいます。
部屋の環境とパソコンの画面との間に、できるだけ明暗のコントラストがない環境をつくりましょう。
一日の中で誰もがパソコンやコンピューターゲーム、携帯、スマートフォンなどを使いますよね。
ちょっとした工夫で目の老化を予防できたり、全身の疲労症状を和らげることができます。
先ずはできることから始めていきませんか?
参考資料:9割の老眼は自分で治せる 日比野 佐和子 より引用