噛み合わせといびき

 

 

☆こんにちは。今回は”いびき”について。実は、いびきと咬みあわせは大きく関係しています!!!

 

 

いびきは、軟口蓋の薄い筋弁と、舌根や咽頭との間にできる隙間に空気が流れるときに生じる上気道の振動騒音が喉と口腔に共鳴した音です。justbefore38-2

 

日本人の半分はいびきをかくといわれ、ひそかに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。通常、ヒトは鼻腔を通じて呼吸を行っているが、心身の疲労が強いときや泥酔して眠りについたとき、口で呼吸することがあり、いびき音が発生します。

 

 

軟口蓋には鼻腔と口腔の間の空気の流れを遮断する弁の働きがあり、肺から出てきた空気を鼻に送るか、口から出すのかの調整をしている。しかしこの軟口蓋の働きが弱まると、口腔と鼻腔の遮断がうまくいかなくなります。

若い頃にはいびきをかかなかった人でも、中年以降になるとかくようになるのは、軟口蓋や上気道の筋肉の緊張が弱まることが理由である。

 

 

もともといびきをかく人は、下顎が小さく首の短く太い場合が多い。このような人は、咽頭の周りに脂肪がつき、気道が狭くなっているので、余計に空気抵抗が大きくなっている。

また、舌が普通の人よりも喉の奥に位置しているので、軟口蓋と喉と舌根によってできる空間が狭く、空気の振動が起こりやすい環境ができる。

 

どんな人でも仰向けに横たわり、口を少し開くと下顎が後ろに下がり、それにつれて舌根が沈下する。このとき、下顎が後方へ移動するのを防いでいるのが、上下の歯列によってできている咬合である。

しかし、歯が抜けたり、歯並びが悪く歯と歯の間の接着面積が少ないと、下顎は容易に後方へ移動し、いびきをかきやすくなる。

この状態がひどくなると、喉と舌根が接し気道抵抗が増大し、呼吸が一時停止してしまうことすらある。睡眠時無呼吸症候群と呼ばれる病気である。

 

いびきと睡眠時無呼吸症候群はいずれも科学の交代と舌根の沈下が一つの引き金になっておこる、咽頭と舌根部の通気障害と考えることができる。噛み合わせの不全が下顎の後退と舌根の沈下を誘発するとすれば、咬合治療によっていびきを治すことができるはずである。

 

 

☆★最近、睡眠中に上下の歯列の間にスプリントと呼ばれる噛み合わせを改善する一種の装置を装着して下顎の後退を防ぐ治療が行われ、いびき治療に効果を上げています。

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治療は初めに上下顎の歯型を取って上顎にたいする下顎の位置及び上下顎の噛み合わせを検査する。たいていの場合、いびきをかく人は下顎が上顎に比べて後方にある。

そこで歯形模型の上で下顎の位置を5ミリ程度前方に移動させ、その位置で人工的に咬み合わせをつくる。スプリントには新しく作られた咬合位置を固定する役割がある。上顎にスプリントを装着して、下顎を噛み合わせると、下顎は新たに設定した前方位置に誘導され、結果として上気道が拡大することになる。

このスプリント治療では85%が完全治癒し、10%には改善が見られた。この方法は簡便で手術のような負担がほとんどなく、咬みあわせを改善するだけで治療できる有効な方法です。

 

ツインデンタルクリニックでもこのスプリントという装置をつくることが出来ますので、また気になる方はお声掛けください(^o^)♪

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