第4回 ”NEAT”(ニート)
こんにちは、ツインデンタルクリニックの榎本です。
今日は運動についてお話しします。
運動といっても、良く言われる、ジョギングやウォーキング、水泳といった、「がっちりとした」運動ではありません。こういった運動を定期的に行えば、メタボ対策などに非常に有効ですが、長続きしない人も多いのではないでしょうか。
本日、ご紹介するのはNEAT(ニート)という運動です。これはNon-Exercise Activity Thermogenesis(非運動性活動熱産生)というもので、日常の生活活動で消費されるエネルギーのことです。
日常にこまめに動くことで、基礎代謝量があがり、結果として食事制限などせずにやせることができます。以下にNEATの例を挙げます。
NEATを増やす日常運動
*通勤ではバスや電車の一駅分を歩く
*職場でもエレベーターは使わずに、階段を使う
*仕事でもプライベートでも、用事があれば自分から出向く
*トイレは、階段を使って他のフロアーへ行く
*昼食は少し遠くの店へ行く
*職場でのコピーやファックスは自分で行う
*自宅では、お茶いれ、食器下げ、電話取り、新聞・郵便物取りなど、何でも自分で動く
*休日は家の掃除をする
*などの電気製品のリモコンを使わない。
*ペットと散歩する
【こんなことでも、NEATが増える】
• 背すじを伸ばす
パソコンに向かうときは猫背にならないように/歩くとき、立っているときは頭上から吊り下げられているイメージで
• 立っている時間を増やす
通勤車中では空席があっても座らない/ごろ寝でテレビは見ない
• 食事は一口ずつよく噛む
噛んでいるときは安静時よりエネルギー消費量が20%アップ/満腹感も得られやすい
以上、いろいろご紹介しましたが、どれも生活や仕事の場面で必ず直面するシーンです。
無理なくできそうなことから少しずつでもはじめてみてはいかがでしょうか。
★この中でもお勧めしたいのが、人に喜ばれることをするということです。自分だけのことだと長続きしないものですが、例えば、家事を手伝うことで、家の人に喜ばれます。朝、家の周りのゴミを拾うことで、気分よくなります。「人に喜ばれるちょっとした手間」を日常生活にしかけて習慣化してみませんか。
第三回 ★腸内細菌★
こんにちは。ツインデンタルクリニックの山田です。
今日は腸内細菌についてお話しします。
人間の腸内には健康にとって、有用な働きをする「善玉菌」、悪影響を与える「悪玉菌」、どちらとも言えない「日和見(ひよりみ)菌」の3種類があります。
善玉菌の代表が乳酸菌、ビフィズス菌などがあります。腸内で、悪玉菌が増殖すると、毒素が多く作られるようになり、腸にダメージを与え、大腸がんなどの重大な病気の原因や、免疫力を低下させ生活習慣病など様々な病気の原因になります。
全腸内細菌に占めるビフィズス菌の割合は老化とともに低下します。
また、ストレスや多量の飲酒によっても減ります。習慣では、肉などの高タンパク、高脂肪の食事が中心になると、悪玉菌がどんどん増えます。
悪玉菌が多い時は便の色が黒っぽく、臭いが強くなり、逆に善玉菌が多いと便の色は黄色っぽい茶色になり、臭いもあまりありません。
腸内で、善玉菌を増やすには、ヨーグルトや乳製品から、乳酸菌やビフィズス菌を摂るのがいいですが、数日から1週間程度で排泄されるので、少量ずつでも毎日摂った方が効果的です。
参考資料 ネット Supplement 106
第二回 健康ブログ ☆ヒートショックプロテイン☆
こんにちは。ツインデンタルクリニックの中村です。
今日はヒートショックプロテインについてお話します。
このヒートショックプロテイン(HSP)とは、傷んだ細胞を修復するタンパク質で、免疫細胞の働きを強化したり、乳酸の発生を遅らせるなどの力も持っています。したがって、このHSPが増えると体を元気にします。
しかしながら、このHSPは加齢とともに減少します。このHSPを増やす簡単な方法が入浴です。平熱+1.5度程度が理想です。
40℃ 20分
41℃ 15分
42℃ 10分
入浴後は体温を保持します。タオルケットやバスローブで10~20分保温。毎日するより、週2回程度するのが効果的です。
HSPの効果
1.美肌
コラーゲンの減少を止める働きがあります。汗をかくことで老廃物も排泄され、美肌効果もあり、代謝があがるの で、脂肪燃焼効果もあります。
2.抗疲労
体が温まるとエンドルフィンという物質がでて、疲労や痛みが和らぎます。また、疲れを感じる乳酸の産生が遅れ、疲れにくくなります。
3.免疫力の向上
体を温めることで、リンパ球が増加します。リンパ球が持っている免疫増強効果によってウィルスなどに感染しにくく、風邪などもひきにくくなります。
第一回目 健康ブログ ”あいうべ体操”
こんにちは、ツインデンタルクリニックの鈴木です。
第一回目の健康ブログは「あいうべ体操」について話したいと思います。
みなさんは普段鼻で呼吸していますか?口で呼吸していますか?
実は口呼吸は免疫力を下げて、様々な免疫系の疾患を引き起こすことが、知られています。
鼻呼吸をするということは、口は当然閉じています。口を閉じると、お口の中は唾液で潤います。唾液は虫歯や歯周病に抵抗する力があるだけではなく、免疫力も向上します。また、鼻で呼吸すると、汚染された空気を鼻腔や副鼻腔などのフィルターにかけて、綺麗な空気を肺に送り込みます。高価なマスクや空気清浄機などより、はるかに鼻呼吸はフィルタリング機能があります。
このように鼻呼吸は体を強くしますが、ほとんど呼吸は無意識に行っています。電車の中でも口がポカンと空いてる人を見かけたり、寝てるあいだに無意識に口呼吸になり、朝、目が覚めると口が乾いていたり、喉が痛かったりする経験をお持ちの方も少なくないと思います。
そこで、無意識に鼻呼吸が出来るお口のリハビリをご紹介しましょう。
それが、今井一彰医師が提唱する「あいうべ体操」です。
口を①「あ」と大きく開ける。
②「い」と横に大きく広げる。
③「う」と口を大げさにすぼめる。
④「べ」と舌を大きく出す。
この4つの動作を毎日30回行います。そうすると、リラックスした状態で自然と舌が上あごの天井に収まり、結果的に口が閉じるので、鼻呼吸になります。
今井一彰先生の著書「免疫を高めて病気を治す口の体操『あいうべ』」ではこの体操で、アトピーや大腸炎なども治ったとの報告もあります。口が開きやすい人には効果があるかもしれませんね。
お口の中から健康管理
みなさん、お久しぶりです。
ツインデンタルクリニックの呉(おう)です。
しばらくブログ冬眠していました。
この間、ツインデンタルクリニックでは「お口の中から健康管理」を合言葉にクリニックでお口や体の健康作りに関して、様々な取り組みをしてきました。
特に今年に入ってからは、毎朝、朝礼の時にスタッフから健康情報を持ち回りで提供してもらっています。これがなかなかためになり、面白い情報が多いので是非ブログという媒体を使ってみなさんに発信できればと思いました。
ちょっとしたいい生活習慣を取り入れると体調が良くなったり、仕事やプライベートも好転することはよくあります。
「凡に非凡を認める」という言葉があります。
例えば、ちょっとした呼吸法でアトピーが治ったり、ちょっとした食事療法でガンが消えることがあります。そのちょっとした生活習慣は、自然治癒力を本来備えている人間に莫大な恩恵を与えるのです。
ただ、健康法というのは、「これが万人に絶対にいい」というものはありません。
体質によっても合う合わないがありますし、医師の中でも意見が分かれる健康法もあります。
ですから、なるべくブログ内で発信する情報の情報源を出させて頂きます。それを分別して頂き、自分に合う取り組み易い健康法を生活習慣に少しでも取り入れて頂いて、健やかな日々の生活に少しでもお役に立てれば幸いです。
では、次回から健康のお話をアップしていきますので、楽しみにしてください。
生活習慣病対策2 ~日本抗加齢医学会~
みなさん、こんちには
ツインデンタルクリニックの呉(おう)です。
少し、熱さも和らいできましたが、皆さんいかがお過ごしですか。
さて、我々ツインデンタルクリニックで、生活習慣病対策を導入して、1ヶ月が過ぎました。
まだまだ、不慣れなこともありますが、歯科から「体の健康」に視点をおいて、ますます研鑽を積んで行こうと思っています。
そういう視点で見て行くと、例えば、悪い噛み合わせから、肩が凝ったり、手がしびれたり、めまいがしたりします。
ただ、これは歯科だけではなく、整形の先生との連携の必要性を感じますし、また、入れ歯で今まで立てなかった人が立てたり、また歩けるようになります。ただ、これは介護スタッフや身内の方の協力が必要になります。
歯科から創る健康長寿を本当の意味で実現するためには、他科との連携が必要と強く感じます。そこで、最近「日本抗加齢医学会」という学会に入会しました。
「抗加齢」とはいわゆるアンチエイジングですが、ただ単に皮膚の老化防止とか、若々しさのような美容目的のものではありません。
抗加齢医学とは、加齢という生物学的プロセスに介入を行い、加齢に伴う動脈硬化や、がんのような加齢関連疾患の発症確率を下げ、健康長寿をめざす医学であります。
また、日本抗加齢医学会のホームページによると、
抗加齢医学の独自性
1. 健康寿命を延長するための予防医学
2. 横断的にとらえる医学
3. 生活者に積極的に行動変容を起こす医学
とあります。
1,3はまさしく今、当院が取り組んでいる生活習慣病対策であり、2は僕が最近感じている他科との連携であります。
今後、この学会入会を契機にして、他科との連携を強化しながら、色々な形で患者様の健康に永く寄り添っていければ、本当に幸いです。
生活習慣病対策
皆さん、こんにちは。
ツインデンタルクリニックの呉(おう)です。
この8月16日より生活習慣病対策を始めました。
歯の治療が済んで、定期健診に移行して、お口の中が健康であっても、患者様より何らかの体調不良や健康問題(メタボリックの傾向)のお話をお伺いすると、お口の中だけ健康でいいのかと疑問に思うことがしばしばあります。
我々の仕事はあくまでもお口の中の健康管理でありますが、お口の中から健康そのものが視野にないと、せっかくの歯の治療の価値も半減してしまいます。
例えば、歯がなくて咬めなかった患者様が入れ歯などで咬めるようになったとたんに、過食傾向になり体重が極端に増えると、歯の治療の価値も半減してしまいます。
そこで、この半年間、生活習慣病対策の準備をスタッフ一同で取り組んで参りました。
まだまだ、つたない部分もありますが、本当にこの間スタッフが熱い思いをもって、関連書を読んだり、パンフレットを丁寧に作ったり、またロールプレイをして、指導の準備に取り組んできました。
本当にその一人一人のスタッフの熱意は自負するところであります。
まだまだ、至らない部分もあるとは思いますが、ずっとこれからもツインデンタルクリニックスタッフ一同、患者様の口の中の健康とともに体の健康にも寄り添いながら、日々臨床に励んで行こうと思っています
顎咬合学会 その2
こんにちは。
顎咬合学会の続きです。
今回の学術大会のテーマは「健康長寿」ならぬ「健口長寿」でした。
お口の中を健康にして長生きしようということですが、今まさに当院で取り組んでいる口の中から健康管理という部分と重なります。
ツインではリコール患者様対象に、食育、禁煙、運動などの、お話をさせて頂いて、生活習慣を改善してもらおうと、スタッフ共々準備しております。
平均寿命世界1位の日本において、実は寝たきり率も世界1位です。
そのような中で、死ぬまで介護不要で、健康な状態で楽しく生きるお手伝いをすることは医療人として、最大のテーマであります。
病気を治すことも必要ですが、病気にならない体づくりを考えて、歯科という領域から色々発信できると、今回の学会で改めて感じました。
とりわけ、「かむ」ということが脳と体にとっていかに大事か改めて感じました。
日本歯科医師会が運営する日歯TVというホームページで、車いすの患者様が歯の治療によって、みるみるうちに、歩行が可能になり、庭の草取りできるまで、回復する様子が、動画で紹介されていますので、ご興味のある方は、8020日歯TVのhttp://www.jda.or.jp/tv/01.htmlまでお入りください。
学術大会のある公開フォーラムでは、「命の入り口 心の出口 〜健康長寿」という題で、上の動画のような映像症例がたくさん紹介されました。
印象に残った映像は、寝たきりの入院患者様が正しい入れ歯を作りなおしたことによって、食事やリハビリなどで、少しずつ健康になられて、最後は、家族の方とご旅行に行かれるために、空港のトランジットでカメラに楽しそうに手を振るシーンでした。
本当に驚きものでした。
今のツインの取り組みが、このようなメジャーな学術大会の方向性と一致しているのは非常にうれしく思いますし、その取り組みが少しずつでも、患者様の健康に活かされることをスタッフ共々、心待ちにしております。
日本顎咬合学会
こんにちは。
ご無沙汰しております。
ツインデンタルクリニックの呉(おう)です。
先日、日本顎咬合学会という東京の学術大会に土日を使って、スタッフとともに行って参りました。
この学術大会は歯科医師だけはなく、歯科に関わるあらゆるスタッフが興味を持って参加できる幅広い内容のセミナーが開かれているので、昨年もスタッフとともに参りました。
ところで、この学術大会はその名の通り、「かみ合わせ」を中心とした歯科の学術大会でありますが、今年は南清和先生という大会会長の肝入りで、「幸せ」をテーマにしたセミナーが一つ組み込まれていました。
セミナーの演者は木下晴弘という先生で、以前に塾の先生をされていた方で、今は教育に関するコンサルタントをされているそうです。
この学術大会において、歯科関係者以外の唯一の先生でした。
ツインデンタルクリニックの掲げる「患者様の満足感とスタッフの充実感」という言葉は究極、人の幸せをテーマにしたものです。
また、以前に知り合いの先生から「ハンカチ無しには聞けないええ話やから、一回聴いておいで。」ということで、スタッフとともに、お話を拝聴することにしました。
まず、冒頭で「この場所でお話をさせていただく機会を設けて頂いて、感謝いたします。」と始まり、しきりに大会会長、聴講者、大会関係者などに感謝の意を述べられながら、合唱されていたので、何か宗教的なものかなという思いで聴き始めましたが、いざ本題に入ると、その話術、幸せの本質を突いた内容、先生の情熱、いろいろなものが完璧にシンクロして、僕の心にグッと入ってきました。
その中で「感動」という言葉をキーワードとして挙げながら、時折感動エピソードを入れて、お話されるのですが、幸せの本質と実にマッチして、心に響きだし、恥ずかしながら、知らないうちに涙腺が緩んで、ぽろぽろと涙していると、前の人も肩を揺らしてます。
周りを見るとハンカチを目にあてる人が・・・!
まさに超感動ものの映画館のような雰囲気です。
ここはかみ合わせの学術大会のセミナーホールの一室です!
帰り際に、出入り口の前で次のセミナーを聴きに並んでいる人たちが、目頭が赤くなっている僕らの顔を怪訝そうにじろじろ見ていました(笑。
本当に幸せなひと時でした。改めて、木下先生、大会会長の南先生、ツインのスタッフ、家族、いろんな人に感謝!
僕も心の中で合唱させて頂きました。(ちなみに全くの無信論者です。)
本当にスタッフともども充実した学術大会でした。
地球
みなさん、こんにちは
ツインデンタルクリニックの呉(おう)です。
先日、むちゃくちゃ久しぶりに大阪市立科学館のプラネタリウムに行ってきました。
題は「探せ!第二の地球」です。
いわゆる太陽系外惑星というもので、十数年前に初めて、発見されてから今では数百もの太陽系外惑星が発見されているそうです。
宇宙には無数のそのような惑星があるのだそうですから、地球以外にも生命体はいるのでしょう。
さて、その余韻に浸りながら、家に帰るとたまたまディスカバリーチャンネルで「地球・46億年の大変動」と題し、地球の誕生から起きてきたであろう出来事を5時間にわたって、放送されていました。
久しぶりにサイエンス系の番組にがっつりハマってしまいました(笑。
番組では46億年の時を24時間に見立てて、例えば「午前何時何分にシベリアの大噴火が起こって、地球規模の温暖化かおこりました」みたいなことを、パソコンのシミュレーションや地層などの科学的根拠をもとに推理していきます。
その24時間の中では大きな惑星が地球に衝突して、粉塵が地球の周りをまわりやがてそれぞれがまとまって月になったり、ある時期に、とんでもない大噴火によって、強烈な地球温暖化が起こり、大気圏に膜を張ることで、やがて何年もの氷河期が訪れ、またある時は直径何十メートルの隕石が地球に落下して、大きな気候変動が起こり、また大きな一つの大陸は地殻変動により、何個の大陸にもわかれたりと、とにかく絶え間なく地球は「動いている」というのを感じました。
さて、人類はと言えばクロマニヨン人が現れて20万年、先ほどの24時間に当てはめると1秒にも満たないのです。
ちなみに恐竜が君臨した時代はなんと1億5千万年だそうです。
そう考えると、人類史は地球史の中ではほんの一瞬です。
人類史の中の有史時代はさらに一瞬、また産業革命以来の僕らは24時間の中の0.0000数秒ほどでしょうか。
先ほども言いましたように、24時間に見立てた地球は絶えず動いているという印象です。
ほんの小休止の穏やかな地球上に僕らが生を受けているというのは本当にラッキーです。
また、その生命体の中で、最高の知的生命体として生きているということは、宝くじを当てるよりももっとはるかにすごいことでしょう!
以前に、タレントの明石屋さんまさんが「生きてるだけで丸儲け」という意味で、愛娘に「いまる」ちゃんと名づけたと記憶しています。
まさしく、僕らは生きてるだけで丸儲けなのです。
そのように考えると、われわれが悩んでいることがあったとしても、ほんの些細な事かも知れませんね。