こんにちは!今回のテーマは健康長寿のヒント~今注目の超百寿者(105歳以上の人)~です。
健康長寿のモデルとして「超百寿者」(105歳以上の人)が注目されています。近年の研究で長命なだけでなく、介護なしに自立して暮らす「健康寿命」も長く維持している人が多い傾向が分かってきたからです。どうすれば長く自立できるのでしょうか。
2015年の国勢調査では、100歳以上の人(百寿者)は6万1763人。そのうち超百寿者は3916人に限られます。25年前から百寿者などを調査する、慶応大医学部の百寿総合研究センターによると、百寿者のうち自立している人は約2割だそうです。この約2割の人の多くが105歳以上に達していることから、同センターは超百寿者に着目しました。病歴などを調べ、遺伝子を分析し、「健康寿命の長さを決める要因は何か」実態や傾向などを探ってきました。
心筋梗塞などの原因となる動脈硬化や、糖尿病の人の割合が低いことが浮かび上がり「若い時に肥満だった人は、ほとんどいない」と分かりました。ただ安易なダイエットは禁物で、一般的に75歳前後からは筋力や体重が落ち、虚弱という状態に陥りやすいです。百寿者の食事を調べてみると、概してしっかり食べています。また日頃の身体活動の量を落とさないことも大切で、外出する人ほど活動量が多く、外交的な性格の方がよいみたいです。百寿者は開放的で社交性が高く好奇心が強いなどの傾向があることが、これまでの百寿者研究で明らかになってきました。
気が遠くなるような超百寿者はともかく、日頃からバランスよくしっかり食べて、前向きに人と関わりながら楽しく生きて、ピンピンコロリを目指しませんか(*^^)v
参照:衛生学・公衆衛生・予防医学/福島民友(共同)2017年1月30日(月)