今回の健康ブログは前回の続きとなる「血流を改善すると、心も体も整う」の具体的な血流改善の方法についてです。
血流悪化は、①血がつくれない→②血が足りない→③血が流れないの順番でドミノ式に起こっています。そのため、血流改善は原因に合わせて、①→②→③の順番に取り組むことが大切なのです。以下にそれぞれの効果的な取り組みをご紹介します。
①血を作る
血液は食べたものでつくられます。血の原料である鉄分とタンパク質の両方を一度にとることができる食材が鶏肉です。特に骨の部分は血をつくる力が高いので、骨つきをスープ仕立てにするのがおすすめです!お肉に含まれる鉄分は、野菜に含まれる鉄分とは違い、同じ量の鉄分でも、お肉を食べたほうが5倍もたくさん鉄分が吸収されます↑↑↑↑↑
血液の原料である鉄もそのままでは吸収されにくいのですが、食後90分以上が経過して胃腸がほとんど空っぽの状態になると、悪玉菌を撃退して善玉菌を増やすことができ、腸内細菌の働きによってより多く吸収できるようになります。
②血を増やす
血を増やすためのコツは夜23時までに眠ることです。漢方の考えで太陽が出ている間を「陽」、夜が「陰」で、午前0時を挟んだ前後2時間は、陰と陽が入れ替わる時間であり、入れ替わったあと、1~3時が血をつくる時間です。この時間に寝ていない状況が続くと血がつくれないだけでなく、血の浄化もできないために、あらゆる病気を引き起こす原因になります。さまざまな血液細胞のもとになっている「造血幹細胞」は太陽光のリズムを自律神経が伝えることによって、増えたり、血球をつくったりしている可能性が示唆されています。
③血を流す
下にたまってしまった血液を戻すためにつくられたのが第二の心臓とも呼ばれるふくらはぎです。ふくらはぎは歩く時に合わせて筋肉が伸びたり縮んだりします。歩かないと第二の心臓が止まってしまい血流は悪くなってしまいます。つまり歩くことが直接的に血流をよくすることにつながっているのです。
参考著書にはここで紹介した取り組み以外のことも紹介されていますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
参考著書:血流がすべて解決する 堀江昭佳