「疲労」と「疲労感」

こんにちはapple.gif12月に入り、今年もあとわずかとなりましたhappy01.gif

お忙しくされている方も多いのではないでしょうかkao01.gif

今回は「疲労」と「疲労感」の違いについてお話したいと思いますtree02.gif


何時間も運動したり、仕事をしたりすると、体には疲労因子FFが増加します。この状態を「疲労」といいます。

danger.gifしかし、疲労因子FFが増加していても必ずしも疲労感を感じないことがあります。

 

 例えば、ゴルフでのことを思い浮かべてください。18ホールで競うゴルフは、1ラウンドで少なくとも10キロ近くを歩くスポーツです(カートを使わない場合)。身体には疲労因子FFが増加し、当然疲れているはずです。でも、スコアによって、ホールアウト後の疲労感が大きく違うという経験はありませんか?たくさん叩いてしまってホールアウトすると「あーあ、あそこのセカンドでのミスが・・・」「せっかくのバーディーチャンスを・・・」と、ラウンドを振り返り、自分のスコアの情けなさにがっかり。どっと疲れを感じますよねshock.gifでも、バーディーを連発して好スコアであがったときはどうでしょうか??全然疲れを感じない・・・むしろ意気揚々と元気になりませんかnotes.gif18ホールという同じ距離を歩いたにも関わらず、疲労感は全然違うのです。

つまり・・

やる気や達成感で「疲労感なき疲労」が生まれるのですicon_eek.gif


 仕事や勉強なども同じです。単純作業はすぐに飽きて疲労を感じます。また、つまらない会議や講義ではただ座っているだけでも極度の疲労を感じたりします。一方、熱中しているテレビゲームや、楽しい仕事をしているときは、疲れを感じることなく徹夜してしまったりという経験のある方も多いと思います。

 このように日常生活において、体に実際に起こっている疲労と、疲れたと感じる自覚的な疲労感は一致しないことが多々あるのですsweat01.gif 

 

 疲労感は意欲や達成感に大きく影響されるので、本当の疲労を意味しませんcoldsweats02.gif

 通常、疲労因子FFが増えて疲れると、脳へとその信号が伝えられ「今、疲労因子FFがふえているぞ。休め!」という警告impact.gifを認識します。体はその情報がフィードバックされ、人は眠気を催し睡眠sleepy.gifや休息をとるわけです。でも、やりがいや達成感があると、それが邪魔をして疲労因子FFからの信号が無視されてしまいます。この状態を、脳がマスクされる状態と言います。ng.gif本来感じるはずの疲労感を感じにくくなる___体には疲労がたまっているのに、それを認識できない状態が「疲労感なき疲労」です。

  ランナーズハイという言葉をお聞きになったことがあると思います。これはマラソン選手などが長時間走り続けていると気分が高揚して疲労感を感じなくなる状態です。これも脳がマスクされた状態と言えるでしょう。


「疲労感なき疲労」この状態が長く続けば最悪の場合過労死を招くことにkao-a10.gifsweat02.gif


 例えば、どんなに残業が続いても、どんなに激務でも、上司からのほめ言葉、周囲からの期待、やる気などは疲労感をいともあっさり打ち消してしまいますrock.gifでも、実際は疲労因子FFはどんどん増えていきます。疲労感は消えても疲労は消えていませんから、そこで頑張って仕事をすればますます疲労は溜まってしまいます。wobbly.gif

densya.gif責任感が強く、やりがいを感じて一生懸命に働く人ほど、疲労が抜けきらず過労死・突然死に至ってしまうことがおおいというのもこのためですbearing.gif


昨日までピンピンしていた人がなぜ・・・。

これも「疲労感なき疲労」がもたらしてしまった結果と言えるでしょう。hospital02.gif


そうならない為にも、楽しい事でも長時間やり過ぎると体にはよくないので、”週に1日は、とか何日は休息日にしよう”などと決めるといいかもしれないですねconfident.gifribbon.gif






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