こんにちはストレス社会の中で生きている方がほとんどだと思いますが、日々の疲れを解消したり、疲れない工夫をされていますか
自律神経とよく耳にする言葉がありますが、疲れない為、良い睡眠をとる為、病気にならないためには自律神経を整えることが大切ですよ
そこで今回は、自律神経は「一日のリズム」を覚えるという話を紹介します
自律神経は大自然とともに変化しています。それを知るのに、とても分かりやすいのは、白血球を構成する細胞比率の一日の変化を見ることでしょう。
☆朝から日中の時間帯は、顆粒球の割合が増え、交感神経が優位になっています。
☆夕方になると、今度は副交感神経が優位になり、リンパ球の割合が増えています。
人間の身体は、人類の歴史の中で、太陽と共に起き出し、日中に食物を摂る活動をして、太陽が沈むと寝る生活に適応するようにつくられています。
自律神経が、一日の中で、太陽の動きに合わせてエネルギー代謝と免疫の状態を調整しているわけです。
人間の体は、このように交互に変化することで、自動的に、疲れをためないシステム、元気な状態を保つシステムを維持しています。
自律神経は、天気の影響もうけます
天気がよくなって晴れると交感神経優位になり、天気が悪くなって曇りや雨になると副交感神経が優位になるのです。
なぜそのようなことがおこるのでしょうか?
正確に言えば、自律神経には気圧が影響するのです。
天気がよい状態、気圧が高くなる状態では、大気中に酸素量が多くなり、血液中の酸素分圧が高くなって、交感神経が優位の傾向になります。
曇りがちで天気が悪く、気圧が低い状態では、酸素が少なくなり、血液中の酸素分圧が低くなって、副交感神経が優位になりがちです。
私たちが、空が晴れあがった天気のよい日は、気分がハイになり、元気に活動をし始め、曇りや雨の日は、なんとなく気分がゆったりして家から外に出たくなくなるのも、このためです。
この法則を知っておくと、その時々の気分を把握しやすくなり、気が楽になります
もともと性格が静かな人は、雨の日には気分がもっと静かになり、落ち込みやすくなります。
「ああ、今日は雨の日だから、しょんぼりしがちなんだ」と思えば、必要以上に落ち込む必要もなくなるわけです。そんな時は、ちょっと交感神経を刺激するような活動をすればいいのです。
気性が激しい人は、晴れあがる高気圧の日には、「今日はちょっと注意しよう」と心がけて、ゆったり深呼吸でもすればいいですね。
また持病のある人は、低気圧で副交感神経優位になると知覚が敏感になるので、痛みなど出やすくなります。その状態を「病気が悪化した」などと悲観することなく、「天気が悪いからこうなっているだけ」ととらえればよいのです。
自律神経が気圧によって変動する様は、気圧と白血球に変化にも表れています。気圧が高くなると、交感神経が優位になり、顆粒球の割合が高くなり、リンパ球の割合が少なくなります。
気圧も、高気圧が来たら次は必ず低気圧が来るというように、交互に変化しています。人間の体の自律神経も、白血球の割合も、同じように交互に揺れて変化しているのです。
こうした気圧の変化は、健康な人にとっては、気分や体調が変わる程度で済むが、疲れが溜まっている人や病気を抱えている人にはとっては、大きなダメージとなります。特に、気圧が変化する春と秋の季節の変わり目は、体調が揺さぶられ、苦しい状態も出てくるので注意が必要です。
まさに今の季節気を付けた方がいいですね。朝起きたらまず朝日を浴びるといいそうですよ副交感神経を優位にする時間を作りましょう
参考資料:疲れない体をつくる免疫力 安保 徹 より