こんにちは。
今回はベビーマッサージについてお話します。
ベビーヒーリングタッチは快刺激療法です!!
撫でるという行為は、快刺激であり、脳の活性化、脳内伝達物質の産出を高めます。特に、間脳、扁桃体への刺激は感情コントロールにつながります
次に、子どもは同じことを繰り返す中で、脳に入ってくる色々な感覚を整理し、まとめ、感覚を組織化して、感覚統合を行います。
※感覚統合とは・・・人間の持つ5つの感覚(聴覚・前庭覚・固有受容器・触覚・視覚)を土台にし、低いレベルから感覚動作を子ども自身がピラミッドのように積み上げ、最終産物としての言語、自己制御能力、自尊心、学習能力などを獲得していくことです。
この感覚統合を行う中で、子どもは体、情緒、思考等を発達させ、成長していきます。感覚統合が健全に積み上げられ、十分に成熟していないと、情緒面、対人面、学習面等に問題が起こってきます。
ベビーヒーリングタッチでは、感覚統合の中でも重要とされる3つの感覚、前庭覚、固有受容器、触覚に快刺激を与え、感覚統合を促す生理的効果があります。
また、母児がアイコンタクトや一体感を感じる中で、母は女性脳から母性脳に変容し、母の脳内において赤ちゃんを可愛いと思えるオキシトシンホルモンが産出されます。快刺激によるストレスホルモン分泌抑制により、母児ともに、分娩のトラウマの軽減・解消を経験し、信頼・安心の中で絆が形成され、愛着を育むことができます
そして、ベビーヒーリングタッチにおける生命体エネルギーの充満、免疫力の活性、慈愛(母性脳が持っている無償の愛)への目覚め、母児の絆・愛着の獲得は生きる目的や希望の基礎となり、レジリアンス(困難を乗り越えていく力)をもつ母児の自立した人格形成の助けとなります。
このように、ヒーリングタッチは、赤ちゃんの成長・発達に必要な感覚統合を進め、撫でるという行為を毎日繰り返す中で、母児共に、愛着形成や自立した人格形成を促すという心身両面での高い効果があります。
以上のような効果を最大限に引き出すために、快刺激となる程度の力加減や、赤ちゃんと目を合わせる大切さ、繰り返す大切さを知ることが大事です。
もし、母親が児を可愛いと思えなかったり、ヒーリングタッチの大切さが理解できなくても、タッチという行為を正しく繰り返す中で、傾向(性格)が作られ、愛着が生まれます。
「わからなくても、繰り返す中でわかってくる。ただ、やってみる。やってみる中でうまれてくる」ということは、児への愛着形成に問題がある方や、虐待、児の発達障害等の問題を抱える方には、とても大切なポイントとなるように思います。
赤ちゃんを撫でたり、姿勢を変えたりすることは、不慣れな時には自信をもって行うことはできません。ご両親が児へのタッチを自然な安心した環境の中で行えるように、また、ヒーリングタッチが楽しい時間となるように
☆また父親が、ヒーリングタッチのクラスに出かけたり、赤ちゃんの為にヒーリングタッチをする母親に向かって、サポートする声掛けを家庭でおこなってほしいと思います。ヒーリングタッチは赤ちゃんの成長・発達の為に大切、と両親が認識して行えることが、より一層、母親に安心した環境を与えると思います。