こんにちは。今回は睡眠についてお話します。
みなさんは毎日しっかり眠れていますか?
朝すっきりと目覚められない、夜中に何度も目が覚めてしまうなど、現在、睡眠に不満を抱えている人は国民の約60%といわれています。その悩みも睡眠時間を十分にとれない「睡眠不足」や、寝つきが悪い、眠りが浅いといった「不眠傾向」などさまざま。一方で、実はよく眠れているのに眠れていないと感じてしまい、それがストレスになっている人も。眠りを正しく理解して、睡眠上手を目指しましょう。
眠りの常識 ウソ*ホント?
☆1日8時間眠らないといけない??
☛必ずではありません!適切な睡眠時間は人によって異なり、成人の場合7
~9時間の間で目覚めた時にすっきり感があることが目安となります。アメリカの研究では、6.5~7.5時間の睡眠をとっている人が最も長生きという報告もされています。
☆寝る子は育つ??
☛成長ホルモンは睡眠中に分泌されるので、子供の成長には不可欠。1日の望ましい合計睡眠時間の目安は、3~5歳は11~15時間、6~12歳は10~11時間、13~18歳は8時間以上です。
☆休日の寝だめは有効??
☛少しは多めに眠って疲労を回復することは有効です。とはいえ、普段よりも遅く起きるのは、体内リズムを崩してしまうのでお勧めできません。寝不足を解消したいときは就寝時間を早めて、起床時間は極力ずらさないように気を付けましょう。
☆睡眠不足だと太りやすい??
☛睡眠不足は肥満になりやすくなります。睡眠不足になると代謝が低下してしまい、脂肪が燃焼されにくくなります。また、食欲を抑えるレプチンというホルモンが減少して、食べ過ぎにつながるといわれています。
☆歳を取ると眠りは浅くなる??
☛不眠症状を訴える人が増えてきます。高齢者は体温調節がしにくく入眠に苦労する、夜中に目が覚める、活動量の低下から必要な睡眠時間そのものが少なくなるなどの傾向があります。日光を浴びて体内時計を調整したり、日中の過ごし方を工夫すると、改善する場合があります。
☆羊を数えると眠れるの??
☛羊を数えると眠れるというのは、単調な行為を繰り返すことによるリラックス効果を期待してのことです。しかし、布団の中で考えごとをすると寝付きにくくなるので、逆効果!!眠くないときは無理に寝ようとせずに、一旦布団から出てリラックス。眠くなってから布団に入りましょう。
☆眠りが支える日々の健康☆
睡眠不足になると集中力や作業効率の低下が見られます。その低下率は飲酒時と同程度。脳と体を休めたり、記憶の整理をしたりと、睡眠は日中の活動を充実させるのに欠かすことができません。健康な生活はもちろん、充実した日々の生活のためにも、睡眠をおろそかにしないことが大切です。
参考資料 ヘルスケアショップ健康情報誌より