☆舌回しメゾット☆
こんにちは。
今回は前々回から紹介している三大メゾットの最後の舌回しメゾットを紹介します。
舌回しメゾットとは頬の筋肉を、内側からほぐす方法です。
舌を頬と歯の間に押し込み、外側にしっかりと押しつつ舌をぐるぐる回してください。
左右それぞれ、頬がほぐれるまでやります。後ろから前に動かす気持ちでやるとよいでしょう。同時に、歯茎と唇の間にも舌を入れ、上下それぞれしっかりマッサージします。
口腔全体が一気にゆるみ、舌のねじれもよくとれる、非常にすぐれたメゾットです。
とくに、口腔前庭といって、歯と頬の間の深いところをマッサージすると、顔の周りの筋肉が一気にほぐれます。
噛み合わせのトラブルでは、左下頬の口腔前庭が凝り固まっている人が多く、指でおさえると最初、激痛が走る方もいます。
ここを刺激すると、唾液の分泌が促進され、顔面筋が一気にゆるみ、身体全体のバランスを取り戻しやすくなります。これは、普段から、気づいたらいつでもやっていただきたいものです。
☆頭頂部マッサージとセットで行うと口のねじれがより効果的にとれます☆
みなさんが三大メゾットをセットでやる時は、舌回しメゾット⇒頭頂部マッサージ⇒足の中指メゾットの順で行うとよいでしょう。体のバランスの調整が無理なく行えます。
口は内蔵のバロメーター
舌回しメゾットは何をやっているかというと、単に口を動きやすくするためだけではなく、内臓の一番先端の筋肉のねじれをとるという意味もあります。
口とは、外界に開いた腸管の入り口で内臓の最先端なのです。
このことを最も極端にあらわしているのが、口内炎、口角炎など。
身体や内臓の調子が悪いと、真っ先に口の中にあらわれます。胃腸が弱っていると、口内炎ができたり、口の周りが切れたりしますし吹き出物もできやすくなります。
口は内臓の一部ですから、体調を直接的に反映させるのです。
ですから、口の筋肉を刺激して、唾液がよく出る理想的な噛み方ができるようにすることは、内臓の一番先端の筋肉のねじれをとっているということになるのです。
参考文献 文集文庫「歯はいのち」笠茂 享久