あなたは 何歳まで生きると思いますか。
英語で平均寿命をlife expectancy(期待)といいます。つまり平均寿命には「何歳まで生きるか」という人にとって大きなテーマである将来予測という意味合いがあります。そこで、あなたの寿命予測をしてみましょう。
現在、日本人の平均寿命は女性が86.99歳、男性80.75歳です。
あなたの世代のリアルな平均寿命はどの程度でしょうか。
平均余命という言葉があります。例えば70歳平均余命とは70歳まで生きた人の残りの寿命です。70歳平均余命は男性で15.49年、女性で19.81年。70歳まで生きた人の「リアルな平均寿命」は男性で平均寿命+約5歳、女性では平均寿命+約3歳です。
また図1のように過去200年、平均寿命は一貫して右肩上がりで一年に平均で3か月伸び
10年で30か月(2年半)40年で10年延びています。図2のように日本人の平均寿命も1960年から2015年の間、図1と同じような寿命の延びを示します。
図2のように日本人の平均寿命も1960年から2015年の間、図1と同じような寿命の延びを示します。
そこで、あなたの平均寿命の予測がたちます。
あなたの世代のリアルな平均寿命=X 現在のあなたの年齢をAとします。1年に3か月(1/4年)平均寿命が延びるとして、現在の男性の平均寿命を80歳、女性を87歳とすると、70歳平均余命を考慮すると、以下のような計算式が成り立ちます。
男性
X=80+(X–A)1/4+5
X=(340-A)/3
女性
X=87+(X–A)1/4+3
X=(360-A)/3
どうですか。あなたの年齢をAに放り込むと、はるかに予想を上回るリアルな平均寿命がでてくるではないでしょうか。団塊の世代が生まれたころの平均寿命は50歳程度でしたが、団塊の世代がまさか、80歳や90歳まで生きるとは夢にも思ってなかったでしょう。医学的には人類の寿命120歳という限界説がありますが、我々が高齢になる頃には、夢にも思わない年まで、生きている可能性が十分にあるのです。
平均寿命が上昇すると、人生設計も変わります。就労期間も長くなるし、老後の資金形成も重要になるでしょう。しかし一番大事なのは健康資産です。
高齢化によって、疾病構造が変化していく中、がんと認知症が今後も増加傾向にあります。
この2つの病を克服するのは医者ではなくあなたの生活習慣です。
食・運動・そして、ごきげんです。
日々の生活習慣を見直し一回きりの人生を悔いなくより楽しいものにしませんか。