こんにちは♪
今回の健康ブログは「不眠が及ぼす影響」についてです
米・コロンビア大学で行われた研究で、睡眠時間が短ければ短い程、肥満度が上がるということがわかりました。
原因として、「レプチン」と「グレリン」という2つのホルモンの乱れが挙げられています。
レプチンは、代謝アップや食欲抑制の命令を脳に送っています。
グレリンは、脳の視床下部に食欲増進と血糖値上昇の命令を出しています。
睡眠時間が短いとホルモンバランスが乱れ、レプチンを減らして代謝を落とし、グレリンを増やして食欲を増加させるという命令を出し肥満度があがっていきます。
また、起きているとつい食べてしまうことが多くなります。
睡眠不足の時には、お菓子などの甘いものやチップスやナッツなど塩辛いもの、パンやパスタなどの炭水化物を欲しがる傾向があるようです。
睡眠不足と糖尿病
糖尿病というと、食生活の乱れや運動不足、肥満、遺伝などの原因を思い浮かべる人が多いと思いますが、実は睡眠不足も糖尿病の原因の一因であるという研究報告があります。
睡眠不足は、交感神経を活発にするホルモンの分泌が増し、血糖・血圧・心拍数を上昇させ、血糖値を下げるホルモンでもあるインスリンの効きを悪くしてしまいます。
睡眠不足だと日中に眠気が生じ、無気力状態となってしまうため、動くのが億劫になり運動不足になりやすいです。
生活習慣病の中で最も患者・予備軍の多い高血圧。
アメリカ・シカゴ大学の研究によると、睡眠時間が6時間と5時間のグループを比較すると、5時間のグループが高血圧になる割合が37%も高かったそうです。
さらに睡眠障害(睡眠時無呼吸症候群)などがあると高血圧のリスクはより高まります。
健康な人の1日の血圧の変化は、起床時から血圧が上昇し、80~120mmHgあたりで日中を過ごして夕方を迎え、少しずつ血圧が低下し、眠っている間は低くなります。
これは、日中の活動時には交感神経が優位になり、就寝中には副交感神経が優位になるからです。
睡眠不足や睡眠障害で自律神経のバランスが乱れ、交感神経が優位になると日中同様、血圧が高くなります。
夜間や早朝の高血圧は一般的な高血圧に比べ「心筋梗塞」や「脳卒中」のリスクが6倍にもなるそうです。
また、高血圧は糖尿病と相互的に悪影響を及ぼすため、すでに糖尿病や高血圧を患っている場合は特に注意が必要です。
十分な睡眠をとって病気を予防しましょう(*^_^*)
参照: Men’HOLOS OMRON 糖尿病の治療と予防ナビ