こんにちは!今回のテーマは空腹知らずで、「1日0.5キロ」痩せるです。
食品過敏症の原因は、特定の食品への免疫反応か、体内にその食品を適切に消化する酵素がないことです。食物に反応した体は、炎症性タンパク質とコルチゾールを放出して、低度の慢性炎症を起こします。この種の炎症は消化を損なったり、関節症や頭痛や食物への渇望を起こしたり、頭をもやもやさせたりします。また脳の特定の部分(視床下部)に作用してインスリンおよびレプチン抵抗性をつけるので、体重増のきっかけにもなります。炎症の低減は、完全無欠ダイエットも含め、どんな減量プログラムにも不可欠です。
人はそれぞれ異なる生化学をもっているので、あなたはどの食品にも「平均的な人」とは異なる反応を示します。グルテンやマーガリンのように万人にハイリスクな食品もありますが、これらさえ人によって影響の大きさが違ってきます。やや注意の食品は有効なこともあれば有害なこともあります。後者の場合、その食品はあなたにとってはハイリスクだということです。
たとえば赤ピーマンは、元気の素になる人もいますが関節痛を起こす人もいる、やや注意の食品です。特定の食品があなたにはハイリスクだが他の人には違うのは、あなたにその食品の過敏症やアレルギーがあるということです。
食品過敏症のほぼ完全なリストを入手する最も手っとり早い方法は、食物アレルギーを調べるIgG(免疫グロブリンG)/IgE(免疫グロブリンE)血液化学検査を受けることです。これの唯一の弱点は、食品への抗体がなくても白血球を増殖させる免疫型過敏症が、アレルギー血液検査では検知できないことです。
しかし、私たちは無料の携帯アプリを使って、自身のハイリスク食品の完全なリストを入手することもできます。
食物探知無料アプリ「完全無欠フード・ディテクティブ」は今日までに5万人以上の助けになってきました。このアプリは、人がアレルギー物質を食べると脈拍が予測数より少なくとも1分あたり16回上昇するという、アーサー・F・コカの研究にもとづく方法を用いた食物アレルギーテストです。ハイリスク食品を食べてすぐは、目に見える症状は出ないかもしれないが、体は1時間半にわたり脈拍を上昇させる反応を示すのです。
「完全無欠フード・ディテクティブ」アプリの使い方は、まず朝一番の脈拍を測り、ベースになる休眠期の心拍数を確認します。食後はアプリが30分ごとに1時間半にわたって心拍数を測れと指示を出してきます。テスト終了後、その食事が過敏症を引き起こしていたら、赤いX印が表示され、そうでなければ緑色のチェックマークが付けられます。
15年前には過敏症の食物の探索は、6カ月もの長期間の大変な除外食実験を行うほかありませんでした。なのでほとんど誰もしなかったのです。また当時たいていの人は、ほぼ健康でも変則的な症状や猛烈な食欲や体重増をもたらす食品過敏症にかかってもいる、という状態を理解できませんでした。
いまやバイオハックを可能にするテクノロジーはスマホに備わっています。スマホを持っていない昔ながらの方法が好ましいなどの場合は、自分で心拍数を測って記録し、あれこれ食品を摂ったあとの心拍数の変化のパターンを調べてもいいでしょう。
食物探知アプリを使いだすのに最適な時期は、2週間ダイエットの実施中です。アレルギー反応を起こす危険の少ないクリーンな食事だからです。
ふつうの食事を摂っている時期は、たとえ食前・食後の心拍数を追跡しvvbていっても、多種多様なやや注意およびハイリスク食品が含まれているから、どれに反応したのか見当がつかないでしょう。2週間プログラムに従って完全無欠な食品だけを摂りつづけていれば、アレルギー反応が出たとき、どの食品が実は自分にとってはハイリスクなのか見当がつけやすいのです。食材にアレルギー反応が出た場合は、同じ主要栄養素を含む別の食材に置き換えてみましょう。たとえば卵を食べると脈拍が速まるなら、やはり高タンパクで良質の脂肪が豊富なスモークサーモンとアボカドに置き換えて様子を見ることです。
みなさんもこの機会に一度是非自分の「ハイリスク食品」を見つけてみてはいかがでしょうか(^O^)
参考:シリコンバレー式自分を変える 最強の食事