笑うと幸せに

こんにちはbikkuri01.gif突然ですがみなさん笑っていますかsign02.gif


  笑顔にはたくさんの健康効果がありますhana-ani01.gifneko.gif


意識的に笑顔を作るだけでも、ポジティブな感情が高まることがわかっていますpaper.gif


試しに作為的に笑顔を作ってみましょう。お箸などを縦にくわえて口をすぼめるようにすると、困ったような不満なような顔になりますicon_cry.gif


 libra.gif二つの表情(笑った表情・困った表情)を被験者に作ってもらい、その状態で漫画を読み、面白さに得点をつけてもらうという実験をした研究者がいます。

 その結果、同じ漫画を読んでも、笑った表情happy01.gifで読んだときのほうが高得点がついたようですcrown.gif

つまり、、、

笑顔は楽しいときに生まれる表情というだけでなく、楽しさを増幅させる力up.gifもあることが分かりましたkao-a02.gif

 

 

 顔は目、耳、鼻、口、皮膚という感覚器が集結した場所であり、脳にとても近い場所です。これらで収集した情報は、周囲に危険はないか、安全かを知らせる信号となって脳に伝わる。すると脳は、熱いものを手で触るとサッと手を引っ込めるよう指令を出すのと同じように、表情筋を収縮させるよう指令を出す。これは単なる反射反応に過ぎないのだが、この時、三十種類以上ある表情筋がどの程度の危険を知らせるものか、どの程度の安全を伝えるものかを学んできた。

 その結果、笑顔は最大級の安全heart09.gifだということを、見る者も、脳も学んでいった。


 そのため、笑顔の表情が作られると、その筋肉の動きが再び脳にフィードバックされて、「楽しい」という情動を感じる部分が刺激され、楽しいという情動が生まれる。すると、その信号が再び筋肉に伝わって、笑顔の表情筋がさらに動かされる。こうして、笑顔はどんどん増幅されていくというわけですhappy02.gifkira01.gif

 

 また、異常な恐怖を感じたとき、なぜか笑ってしまったという経験はないでしょうか。これは、笑顔には肉体的・精神的な痛みやストレスを緩和する働きがあるshine.gifためだと言われている為です。だから、ネガティブな気持ちのときほど、作為的に笑顔を作ってでも笑うようにしたほうがいいといえます。


 楽しいときは、大口を開けて大きな表情で笑いましょう。幸福度も高まりますし、ストレス解消にも、健康にもいいですhappy02.gif

参考資料:文集新書「ごきげんな人は10年長生きできる」坪田 一男 より

 

フィンランド症候群

こんにちはhappy01.gif紅葉がきれいな季節maple.gifになりましたねicon_biggrin.gifみなさま元気にお過ごしでしょうかsign02.gifcatface.gif


今回は”フィンランド症候群”についてのお話ですbutterfly04.gif

例えば、「タバコをやめる」smoking.gifような心理的な納得ができていないのに、奥さんや娘さんから絶対的にやめさせられたり、勤めている会社の社長が禁煙派で全社的に禁煙を強制したりする場合、心理的に内的な葛藤を経ずに行動として強制的にさせられると、タバコをやめたことで健康度が一点はよくなるけれども、その代わりストレスが増えたり、飲酒が増えたりして総合的に見ると健康度は悪くなるという傾向になりますkao-a11.gifsweat01.gif

  


bud.gifこんな一例があります↓↓↓

 フィンランドで、45歳の管理職を700人ずつ2組集めて

hana03.gif一方の管理職には、「あなたはこんな地位にあるのになにごとか、絶対にタバコをやめなさい」と強制的に行動変容を迫りました。

hana07.gifもう一方は、単に健康学習的に「タバコを吸う人には肺がんが多いですね」程度の話をして、喫煙は自由にさせておいたのです。


一方は偉そうなドクターから地位を利用して言われますから、やはりこれはやらなくちゃいかんと、非常に苦痛を伴いながら行動変容をしました。


それで15年ぐらい追跡調査してみたら、死亡率にものすごく差があったのです。

強制的に行動変容させられた人たちの方が多く死んだのですicon_eek.gif

自分の今までの生きざまに対して大きなプレッシャーをかけられたのですから、当然のことでしょうcoldsweats02.gif


star.gif身体的な健康度は独立しているように見えて、実は心理精神的なものとつながった健康度なのですsign01.gif

 

ついこの間までは、診断が発達し、的確な診断によって確かに疾患は治りましたし、処方箋を書いて患者医師関係がきちんと成立していれば、患者さんは薬をちゃんと飲んでくれますから病気は治ったのです。

しかしそれは、疾患が感染症主流だったからで、生活習慣病が7~8割を占めるようになると、原因がその人の生きざま、もっと踏み込めば自分自身が病気の原因になるのです。

 

その人が生まれてから今日まで生きてきた何十年間という自分を引っ張っているわけですから、薬を飲んで行動様式が直るわけではありません。外から無理に直そうとすればフィンランド症候群のようなことになります。

 

薬で治らない病気の時代に何をするか、毎日の生活習慣を考えて活動することが大事だと言えるでしょうconfident.gifkira01.gif



参考資料:ライフスタイルと健康年齢 大阪大学大学院医学系環境医学・教授 森本兼曩