今回は「脳はコントロールできる」というお話です
人間の脳には、「ミラーニューロン」という「モノマネ脳」「共感脳」と言ってもいい神経細胞があると言われています。わかりやすい例では、「もらい泣き」がそうです。自分に悲しいことが起こったわけでもないのに、思わず悲しい気分になって、泣いてしまう・・・。こうした脳の勝手な妄想を応用することも可能です。
たとえば成功者の考え方や生き方を目の当たりにすると、それが勝手に脳にコピーされるのです。そうすると成功者の自己イメージが、自分の自己と重なって自然に行動や結果に反映されるのです。
妄想はダイエットにも効果があるようです
~痩せやすい脳に書き換える~
痩せたいのに、どうしても食べたくて仕方がない・・・。
あと○○キロ減量したいのに、甘いものをやめられない・・・。
そんな人は、脳の性質を考慮に入れたダイエット戦略を練りましょう。重要なポイントは、代謝率を高く保つこと、そして、長く続けられるものであることの2つです。
脳というのは、いったん目標が設定されてしまうと、その目標に向かって、自動的にいつまでも走り続けてしまう性質があります。
一度走り出してしまうと、これはなかなか修正が付きません。これをうまく利用してあげることで、思い通りの結果を手にすることが可能ともいえます。
一度、根本から食事や運動の習慣を変えてしまえば、勝手に痩せやすい身体になります。
ところで、痩せやすい身体というのは遺伝で決まるのでしょうか
最近の研究ではどうもそうではないことが分かってきています。
痩せやすい人と太りやすい人の差・・それは「NEAT」(ニート)の違いです。
NEATとはNonExercise Acitivity Themogenesis(非運動性活動熱産生)の略称で、日常の生活活動で消費されるエネルギーのことです。アメリカの運動科学の専門家が、特別な運動をしなくても、日常生活のなかでNEATを増やしていけば、肥満を解消できるという研究結果が出ています。
ツインデンタルクリニックでも”NEAT”はダイエットのためだけでなく、健康寿命を延ばすためにもなるのでオススメしています2013年6月にブログでも紹介しています☆
ではNEATをふやすにはどうしたらよいかですが、運動しよう!と意気込まなくても大丈夫です。
座っているときの消費エネルギーに比べると、立っている状態は1.1倍、歩いている時は2.5倍の消費量になりますですから、
*早歩きをする
*歩く歩幅を広くする
*通勤時の電車の中では座らず立つ
*エスカレーターを使わずに階段に変えてみる
*オフィスなどでは立つ機会を多くする(遠くのトイレに行くなど)
*時間のある時は一駅分歩く
*家では、テレビを見ながらストレッチ、家事をきびきびとする
などで十分NEATをあげられます
厚生労働省もこんな取り組みをしています。「健康づくりのための身体活動針」 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002xple-att/2r9852000002xpr1.pdf厚生労働省HPより引用
つまり痩せやすい人とは痩せやすい身体を持っているのではなく、痩せやすい生活スタイルを身につけている人のことです。「動いていることが楽しい」と脳に思い込ませることが、一番の早道でしょう
あなたの脳を痩せやすい脳に書き換えてしまいましょう
今日から出来る簡単で毎日続けられそうなのからやってみませんか
参考資料:脳はどこまでコントロールできるか? 中野 信子 より引用