こんにちは
前回はお薬の話、高血圧などの基準値の話は製薬会社の金儲け・・、などとお話しました。
今回も薬に関係するお話です。
医者がいないと死亡者が減る
海外でこんなことが起きました。
1973年、イスラエルで医師のストライキが起きました。1日に診察する患者数は、通常時の6万5000人から7000人にまで減ってしまいました。
「命を守るべき医者が診察を放棄するなんて」と思うでしょうが、ふたを開けてみると、1カ月のストライキ期間中、死亡率は半減してしまいました
1976年、コロンビアで医者のストライキが起こったときには、52日間、救急医療以外の一切の医療が停止されました。にもかかわらず、この期間の死亡率は%も低下しました
同じ年、ロサンゼルスでも医者のストライキが起きたのですが、この時も死亡率は%低下していました
医療行政を研究するカリフォルニア大学の教授が17の主要病院を調査したところ、ストライキ期間中、手術件数が60%減少していたことが分かりました。驚くことに、ストライキが終わり、医療機関が通常通り動き始めると、死亡率はストライキ前と同じ水準に戻った、つまり、死亡率が18%アップしたそうです。
「お医者さんは必要ない」と言っているわけではありません
ストライキ中に死亡率が減った理由は、手術数が減ったこともありますが、薬の投与数(処方量)が減ったことも否めません。
裏を返せば、手術や薬、ひいては医療全体に、命を奪う危険が潜んでいるということです
医療行為によって失われなくていい命が失われてしまうことも、残念ながら起きています
病院で、お医者さんに「あなたは○○です」と真顔で言われたら、信じてしまいますよね?
有名なお医者さんだから、大きな病院だから、有名な薬だから大丈夫
本当にそうでしょうか??
そのお医者さん、その病院、その薬は、あなたの身体にとって本当に良いものなのでしょうか。健康にしてくれる場なのでしょうか。
あなたの身体を本当に守ることができるのは、あなた自身しかいません
残念ながら医療界が病気を作っていると言わざるをえない現実もあります。処方されようとしている薬、治療が具体的にどんなもので、どんな危険があるのか、知る権利と責任があります。
どんな大きな病院の、どんな偉い先生にも、このリスクをゼロにすることはできません。リスクの度合いを下げるには、人の身体、病気のプロであるお医者さんと、あなたの身体のプロであるあなたとの協力が必要です。
お医者さんに任せきりにするのではなく、最後はあなたが判断しましょう
そして薬に頼りすぎるのではなく、運動・食事・禁煙などに気を付けましょう
参考資料:あさ出版「薬が病気をつくる」より