あなたの腰痛はどのタイプ?


こんにちは。今回は腰痛についてお話しますicon_wink.gifkira01.gif

 

腰痛で悩んでる方も多いのではないでしょうか?そこで腰痛を起こす原因、対処方法はさまざまです。身体の中にどんな異常があるときに腰痛は起こるのでしょうか。腰痛の種類や疾患別に、症状や治療法をご紹介しますte01.gifnotes.gif




clip.gif腰痛の原因になりやすい身体の部位は? 


腰痛は、背骨(脊柱)とその周辺の筋肉などが原因で起こることが多いです。しかし、たとえば「椎間板ヘルニア」と言われて、椎間板がどこにあるのか、すぐにわかるでしょうか。腰痛の原因を理解するために、脊柱の構造を把握しておきましょう。脊柱は椎骨(ついこつ)が上下につながってできています。上の方から頚椎、胸椎、腰椎、仙椎(仙骨)、尾椎(尾骨)に分類されていて、腰痛の原因になるのは、主に腰の部分にある5個の腰椎です。



 






fullmoon.gif 非特異的腰痛~原因がはっきりしない腰痛


非特異的腰痛とは病名ではなく、原因がはっきりしない腰痛全般のことを指します。実は腰痛全体の85%は、この非特異的腰痛です。レントゲンやMRIを使っても、腰痛の原因を特定できないものを示しています。痛みが強い場合には消炎鎮痛薬の内服や外用(湿布、塗り薬)を行います。
慢性的な腰痛ではストレッチと筋力増強を組み合わせた運動療法を行うことが大切です。



 



butterfly04.gifぎっくり腰~腰部の筋肉や関節の障害を原因とする急性腰痛



無理な姿勢や動作の後に急激に起こる腰痛が“ぎっくり腰”と呼ばれます。運動不足で腰部の筋組織や腰椎の関節が柔軟性を欠いて堅くなった状態のときに起こりがちです。デスクワークや車の運転で長時間の前屈み姿勢を続けたときなどにも起こることがあり、動作の開始時に急激な体の動きは避ける注意が必要です。



 

butterfly05.gif腰椎椎間板ヘルニア~椎間板の一部が飛びだし神経を圧迫

 

ヘルニアという言葉は、臓器などの一部が飛び出す現象のことをいいます。椎間板ヘルニアは、椎間板の一部が飛びだして神経を圧迫したり、炎症を起こしたりすることで、痛みが生じる病気です。腰痛や臀部痛に加えて脚にしびれや痛みが起こったり、力が入りにくくなるなどの神経症状を伴います。人体には椎間板ヘルニアを自然治癒するしくみが備わっています。自己免疫作用により神経を圧迫している椎間板ヘルニアをマクロファージが働いて小さくしてくれることになっているが、この働きは個人差があり一様ではないといわれています。





 

heart01.gif腰部脊柱管狭窄症~脚のしびれや痛み排尿障害が徐々に進行する


加齢により椎間板がすり減ったり腰椎の関節が変形することで脊柱管が狭められ、神経が圧迫されることが原因となります。高齢者に多く、徐々に症状が進行する傾向があります。足先や足底のしびれで始まることが多く、徐々に臀部やふくらはぎ・すねに引きつれるような痛みが加わってきます。長く立っていたり、歩き続けると症状が強くなるので座りたくなり、この歩いては休んで歩いては休んでを繰り返すことを神経性間歇跛行(しんけいせいかんけつはこう)と呼び、この病気の特徴的です。進行すると足のしびれが一日中続くようになり、屋内の歩行もつらくなったり、排尿障害が起こるようになります。長く立ったり歩いたり出来ないことが日常生活に著しい障害となったりします。


cherryblossom.gif骨粗しょう症性圧迫骨折~くしゃみをしただけで骨折すること



骨粗しょう症により骨がもろくなり、背骨が押しつぶされるように骨折することです。閉経後の女性や老人は骨粗しょう症になりやすく、骨組織が脆弱となるため脊椎のみだけでなく手首や大腿骨の付け根に骨折を生じやすくなります。脊椎圧迫骨折は重いものを持ち上げたり、尻もちをついたりして起こり、胸椎と腰椎の境界部の近くで骨折が起こることが多いです。骨折を悪化させないために絶対安静が必要であるが、プラスチック製の硬性コルセットを装着することでトイレに行ったり、食卓で食事をすることが可能になります。


pig.gif腰椎分離症・分離すべり症~成長期の子どもに起こりやすくなる


腰椎分離症とは椎体と椎弓とをつなぐ椎弓峡部に疲労骨折が起こり、椎体と椎弓が離れてしまう病気のことです。分離した腰椎が徐々に前方にすべったものが腰椎分離すべり症と呼ばれます。腰痛で受診して腰椎分離が初期で見つかった場合は、コルセットを装着して4~6カ月間は運動を休止します。腰痛や脚のしびれなどが持続して薬物療法による改善が得られず、日常生活に支障を来すようであれば手術を検討します。圧迫された神経を解放し、不安定な腰椎を固定することにより症状の改善が期待できます。


 

hana07.gif変形性脊椎症~加齢により椎間板と椎間関節が変形

 

加齢により椎間板や椎間関節が変形することで誰にでも起こりうる一般的な病気です。軽いうちは無症状のことが多いが、変形が進むと痛みが起こったり、腰の動きが制限されて柔軟性が失われます。レントゲンでは椎間板の隙間が狭くなったり骨棘形成がみられます。また人により脊柱管狭窄症が現れることがあります。痛みの強いときは腰部をサポーターで固定し、痛み止めを服用し、活動を制限して苦痛の軽減をはかります。慢性期であれば腰臀筋や腹筋の筋力増強運動、ストレッチ体操などの運動療法を行います。また膝から下の足にしびれや筋力低下などの神経症状が現れた場合は整形外科専門医を受診し、脊柱管狭窄症に進行していないかを診てもらう必要があります。







hana03.gif腰椎変性すべり症~腰椎がずれることで神経を圧迫する


腰椎の関節が変形して上下の椎骨がずれることで脊柱管が狭くなって神経が圧迫されるために腰痛や脚のしびれ・痛み、神経性間歇跛行がおこる病気で、腰部脊椎管狭窄症の一種とされています。腰椎の後屈で症状が悪化し、前屈姿勢で楽になる特徴があります。進行すれば歩行距離や立っていられる時間が短縮して日常生活動作の障害や排尿障害が出現するようになります。コルセット、消炎鎮痛剤の服用、腰椎牽引や温熱などによる物理療法を行い、効果が得られなければ硬膜外ブロックなどの神経ブロック療法を行うこともあります。





hana-ani01.gif脊柱側弯症~背骨が左右に弯曲、思春期に進行しやすい
 


正面から見ると、通常まっすぐな背骨が左右に弯曲している状態です。原因不明で思春期に現れやすい特発性側弯症が多いが、先天性のもの、他の病気が元になって発生するものもあります。変形が高度になれば肺機能の低下をきたすこともあり、早期診断と適切な治療が大切です。成長期に進行しやすいため定期的な経過観察を受け、25度以上の側弯症には進行を予防するためにコルセットを装着するが、50度をこえるような重症の場合では、手術による矯正が勧められます。




hana-ani04.gif脊椎腫瘍~腫瘍により骨が破壊され、背中や腰に痛みを生じる




背骨(椎骨)にできる腫瘍。原発性のものもあるが、他臓器の悪性腫瘍が転移したものが多いです。腫瘍細胞が増殖することにより骨が破壊されて、背中や腰に痛みを生じます。また、腫瘍が脊髄や神経を圧迫すると神経障害症状が起こります。痛みや神経麻痺は日毎に悪くなる特徴があり、安静や鎮痛剤による症状の改善が得られにくいです。薬では治まらない痛みが続くとき、脊椎が破壊されて不安定になってしまうとき、進行性に重篤な麻痺が出現するときは手術が行われます。


bud.gif脊髄腫瘍~脊髄内や周囲に腫瘍ができ脊髄が圧迫される


脊髄内や脊髄の周辺に腫瘍ができ、神経が圧迫されて、しびれ、感覚障害、筋力低下などの神経障害症状が現れます。脊髄周辺に発生した腫瘍は外科手術で腫瘍を完全に取り除くことができることが多く、手術による脊髄への侵襲も少なく、再発の危険も少ないので手術治療の価値が高いです。






tulip.gif化膿性脊椎炎~脊椎に細菌が感染することで起こる


高齢者や糖尿病患者、透析患者、ステロイド長期使用者、悪性腫瘍に罹患して免疫抑制治療を受けている人などに起こることが多いです。上気道や尿路の細菌感染などが血行性に脊椎に波及して感染巣を作り、熱発して激しい腰背部痛のために体動困難となります。肺や消化器の感染巣から波及する場合では脊椎への感染はマスクされて脊髄麻痺や脊椎に著しい変形が出現するまで気付かれない場合があります。



kinoko02.gifその他の病気

 

腰痛が主な症状でありながら脊柱以外の内臓の病気が原因である場合もあります。例えば次のようなものがあります。●解離性大動脈瘤: 大動脈の壁に裂け目ができ、その隙間に血液が入り込んで裂け目を拡大し、血管がこぶ状に膨れあがる病気。●尿路結石: 結石が尿管などに詰まり、わき腹や背中に激痛を起こす。結石の移動により痛みの部位が下腹部や陰部に移動する。●子宮内膜症: 本来子宮内腔にあるはずの子宮内膜組織が、卵巣など子宮外にできる病気。ホルモン周期により子宮内膜の増殖、剥離が起こり、月経時に下腹部痛や腰痛がみられます。

ベビーマッサージをご存知ですか?

こんにちは。

今回はベビーマッサージについてお話します。


 boy.gifベビーヒーリングタッチは快刺激療法です!!bin01.gif 


  moon.gif撫でるという行為は、快刺激であり、脳の活性化、脳内伝達物質の産出を高めます。特に、間脳、扁桃体への刺激は感情コントロールにつながりますaicon365.gif

 

次に、子どもは同じことを繰り返す中で、脳に入ってくる色々な感覚を整理し、まとめ、感覚を組織化して、感覚統合を行います。

     ※感覚統合とは・・・人間の持つ5つの感覚(聴覚・前庭覚・固有受容器・触覚・視覚)を土台にし、低いレベルから感覚動作を子ども自身がピラミッドのように積み上げ、最終産物としての言語、自己制御能力、自尊心、学習能力などを獲得していくことです。


 この感覚統合を行う中で、子どもは体、情緒、思考等を発達させ、成長していきます。感覚統合が健全に積み上げられ、十分に成熟していないと、情緒面、対人面、学習面等に問題が起こってきます。


ベビーヒーリングタッチでは、感覚統合の中でも重要とされる3つの感覚、前庭覚、固有受容器、触覚に快刺激を与え、感覚統合を促す生理的効果があります。

 

 また、母児がアイコンタクトや一体感を感じる中で、母は女性脳から母性脳に変容し、母の脳内において赤ちゃんを可愛いと思えるオキシトシンホルモンが産出されます快刺激によるストレスホルモン分泌抑制により、母児ともに、分娩のトラウマの軽減・解消を経験し、信頼・安心の中で絆が形成され、愛着を育むことができますshine.gif

 そして、ベビーヒーリングタッチにおける生命体エネルギーの充満、免疫力の活性、慈愛(母性脳が持っている無償の愛)への目覚め、母児の絆・愛着の獲得は生きる目的や希望の基礎となり、レジリアンス(困難を乗り越えていく力)をもつ母児の自立した人格形成の助けとなります。


 shine.gifこのように、ヒーリングタッチは、赤ちゃんの成長・発達に必要な感覚統合を進め、撫でるという行為を毎日繰り返す中で、母児共に、愛着形成や自立した人格形成を促すという心身両面での高い効果があります。

 

aicon365.gif以上のような効果を最大限に引き出すために、快刺激となる程度の力加減や、赤ちゃんと目を合わせる大切さ、繰り返す大切さを知ることが大事です。


もし、母親が児を可愛いと思えなかったり、ヒーリングタッチの大切さが理解できなくても、タッチという行為を正しく繰り返す中で、傾向(性格)が作られ、愛着が生まれます。


「わからなくても、繰り返す中でわかってくる。ただ、やってみる。やってみる中でうまれてくる」ということは、児への愛着形成に問題がある方や、虐待、児の発達障害等の問題を抱える方には、とても大切なポイントとなるように思います。


 赤ちゃんを撫でたり、姿勢を変えたりすることは、不慣れな時には自信をもって行うことはできません。ご両親が児へのタッチを自然な安心した環境の中で行えるように、また、ヒーリングタッチが楽しい時間となるようにhappy01.gif


 ☆また父親が、ヒーリングタッチのクラスに出かけたり、赤ちゃんの為にヒーリングタッチをする母親に向かって、サポートする声掛けを家庭でおこなってほしいと思います。ヒーリングタッチは赤ちゃんの成長・発達の為に大切、と両親が認識して行えることが、より一層、母親に安心した環境を与えると思います。

動脈硬化について

こんにちはhappy01.gif

今回は動脈硬化についてお話しします。

動脈硬化とは?

 

 動脈にコレステロールや中性脂肪などが溜まって、詰まったり、硬くなったりして弾力性や柔軟性を失った状態をいい、動脈硬化になるとスムーズに血液が流れなくなります。

 動脈が弾力性や柔軟性に富んでいれば、心臓や脳などの臓器や筋肉などの組織に必要な酸素や栄養の供給は行われます。

 しかしコレステロールなど血管の脂質が、動脈にたまったり、酸素や栄養が不足したり、高血圧により血管に負担がかかったりしていると、動脈は弾力性を失い硬く、もろくなってしまいます。このような状態を、動脈硬化と言います。  



動脈硬化が進行すると・・・日本人の死因の主な原因んである心疾患(狭心症、心筋梗塞など)や脳血管疾患(脳梗塞、脳出血など)を引き起こす恐れがあります。


 動脈硬化は、食事、運動、喫煙、飲酒、ストレスなどの生活習慣の違いによって大きく影響されることが分かっています。たとえば、動物性脂肪の多い高カロリー食は、血中の悪玉コレステロールや中性脂肪を増やし、過酸化脂質を増加させますbearing.gif


動脈硬化は、年齢とともに進行するものですが、食生活や生活習慣の改善でそのスピードを抑えることが可能なものです。食生活の改善にも役立つ「動脈硬化に効果が期待されている栄養素をご紹介します。


bud.gif動脈硬化の予防shine.gif


 spoon02.gif食事・食生活の改善・バランスのとれた食事にriceball.gif

hana03.gifビタミンB群とホモシステイン

 ビタミンB群、特に、葉酸、ビタミンB6,B12の摂取は、血中のホモシステイン濃度を低下させることで動脈硬化の抑制に有効です。

 ホモシステインが増加すると、血管壁に衝突してしまい、動脈硬化を誘発してしまう恐れがあるそうです。葉酸を摂取することによって、ホモシステインを減らすことが、動脈硬化を予防し、血管年齢を若くすることにつながります。



 hana07.gifオメガ3の多い食事を心がける

オメガ3脂肪酸の多い食事pisces.gif 

  →青魚、えごま油、シソ油、亜麻仁油、くるみ、緑黄色野菜、豆類などの食品

オメガ3脂肪酸について・・・脂肪酸は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分かれます。

不飽和脂肪酸は、その構造からオメガ3,6,9に分類されます。

青魚に含まれるDHA・EPAやえごまに含まれるαリノレン酸は、オメガ3に分類される脂肪酸で、この脂肪酸は細胞が正しく機能するためには不可欠なものであることがわかってきました。

 

オメガ3は以下のような効果があると期待されています。

・コレステロールをさげる

・中性脂肪を下げる

・動脈硬化・心筋梗塞予防

・高血圧予防

・脂肪肝予防

・高脂血症予防

    などがあります。


 rose03.gifポリフェノールkira01.gif

 ポリフェノールには、LDLの酸化抑制に加え、肝臓でのLDLの異化促進、中性脂肪の吸収阻害、血管内皮障害の改善の効果が期待されています。

特に赤ワインwine.gifのポリフェノールの動脈硬化予防は、「フランス人は欧米人と同じ様なものを食べ、同じようにタバコを吸っているのに虚血性心疾患の死亡率が低い。」と「フレンチパラドックス」としても有名です。hana03.gifhana07.gif


動脈硬化は、動脈硬化の危険因子である高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満、喫煙、運動不足、偏った栄養バランスの食事、アルコール、加齢、ストレスの有無などについて確認し、生活習慣を見直し予防することがたいせつです。

それと定期的な健診hospital.gifが大切ですね。